ギリシャ問題

 

皆さんネットやニュースでよくご存じだと思いますが、

返済期限がいよいよ目前に迫っておるなか預金の引き出しも続出しチプラス首相も

遂には「銀行が窒息状態にあるのにどうやって支払えと言うのか」と発言されたそうです。

そもそも、なぜこのような状態に陥ってしまったのでしょうか?

2009年政権交代後の新政府が財政赤字の対GDP比が3.7%ではなく実際は12.7%であることを発表し、国としての信用を落とし、国債発行等による資金調達の道が閉ざされ資金繰りが悪化しました。

2010年以降EUIMFと共に、財政危機に陥っているギリシャに対して多額の融資を実施す

ることが決まりましたが、見返りとして、ギリシャ政府は3年間で300億ユーロの財政赤字を削減することをEUなどに約束し、増税や歳出カット、公務員のリストラなどを実施。

しかし公務員や多くの国民はこれに強く反対、デモやストライキが繰り返されるという状態に陥りました。

2015年チプラス新内閣が発足。

国際金融支援の条件となっている緊縮措置を撤回する計画を公表。

また、第二次世界大戦中のナチス・ドイツによるギリシャ占領で被った損害の賠償として、ドイツに対して1620億ユーロ(約22兆円)を請求する権利があると主張。

以上が現在のギリシャ問題となった近年の内容です。

今後のギリシャをじっと見つめていきたいと思います。

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